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結石になった場合。検査しているのでわかると思いますが、泌尿器科になります。
まず、結石は発症する部位により、腎臓、尿管、膀胱の3か所に分けられます。結石の成分はシュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム、尿酸、シスチン、リン酸マグネシウムアンモニウムに大きく分けられます。これらによって結石のでき方や治療法が異なることになります。
尿路結石を除去する方法は、外科的治療・自然排石・溶解療法です。外科的治療は「体外衝撃波結石破砕術(ESWL)」と「内視鏡治療」があります。
外科的治療が適しているのは、自然排石が望めない結石、尿の通過障害等によって腎機能低下の場合の結石で、尿路感染や強烈な疼痛(とうつう)をともなう場合にも行われています。
自然排石は5㎜以下の結石で望めます。
溶解療法は尿酸とシスチンの結石の場合、尿をアルカリ化することが可能です。しかし、尿路結石の約90パーセントを占めているカルシウム結石では有効な方法はないそうです。
結石の予防や症状の改善について
食生活と運動が基本となります。
<こんな食事の工夫を>
食生活の基本ですが、シュウ酸などを増やす肉類などの動物性タンパク質の量を少し控えましょう。野菜類を多くした和食中心のメニューが良いです。
それから、カルシウムを多くとるようにしましょう。カルシウムは牛乳などの乳製品や小魚に多く含まれています。
また、大豆などの豆類や緑黄色野菜にも豊富です。それから、煮豆、豆腐、納豆、ピーマン、ニンジン、カボチャなどもカルシウムが含まれます。
注意して頂きたいのはホウレンソウです。シュウ酸が多く含まれているので、食べすぎないようにしてください。ゆでてお浸しにするとシュウ酸が水に溶け出し、摂取量を抑えられるのでおすすめです。タケノコも注意が必要です。
ビタミンCは、体内で代謝されてシュウ酸をつくります。抗酸化作用のある大切な栄養素なので、適度の摂取は必要ですが、結石ができやすい人はサプリメントや飲み物などで大量にとらないようにしましょう。
それから水分不足になると、尿の濃度が高まり、結石を起こしやすくなります。小さな結石なら尿と一緒に排泄されることも多いので、水分を多めにとることも予防につながります。
ただし、水分補給は大切ですが、紅茶やコーヒーにはシュウ酸が多く含まれています。暑い時期にはペットボトルなどで大量摂取する人も増えているので、注意が必要です。
<運動のコツは>
食事の改善や水分補給と合わせて、軽めの運動をすると、結石が砕けて自然に排泄されやすくなります。
とくに縄跳び、ウォーキング、軽めのジョギングなど、からだを適度に上下に動かす運動が効果的とされています。駅や会社でもできるだけ階段(とくに下り階段)を利用するなど、上下運動の機会をつくりましょう。
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2014-04-19 10:00
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